投資の焦点と私の手順
投資で負けにくくする基本は対象を絞り時価総額と移動平均線で参入・撤退ルールを厳守することだが、手元の資金拘束と取引摩擦(換金コストや監視時間)が重いため、私は当面、個別集中の代わりに流動性の高いETF中心へ資産配分を寄せる選択をする。
出発点と学び
暗号通貨で始め、ビットコイン以外のノイズが判断精度を削いだ経験がある。株式は参加者の質が高いぶんチャートに合理性が出るが、その分プロに翻弄される場面も多い。だから理想としては「銘柄を絞る」+「ルールを先に固定する」構図が最も私に合っていると感じている。
理想のルール(私の基準)
私が基準にしている要素は三つ:上場来チャートの形、時価総額の相対評価、移動平均線(25日・75日・200日)。短期・中期・長期の整合が取れ、時価総額が同業と比較して極端に見えなければ参入の候補にする。参入は25日が75日を上抜けるなどの明確なルール、撤退は75日割れや目標損益到達で機械的に行うつもりだ。
現実の摩擦と実行リスク
理屈は通るが現場の摩擦が効く。私の具体例を挙げると:
- 取引コスト:私の証券口座では1回あたりの売買でスプレッド+手数料が実質500〜1,000円かかる。頻繁な出し入れは月単位で数万円に膨らむ。
- 時間負荷:ルールを守るために毎朝30〜60分チャート確認が必要で、出張週は監視ができずラグが生じる。
- 流動性リスク:保有金額が30万円程度の私の場合、薄い株に集中すると一度の現金化で不利な約定やスリッページを受けやすい。
- 関係コスト:共同名義の資金が一部あるため、方針を変えるには相手の同意が必要で、合意形成に2〜4週間の調整期間が発生する。
これらの制約は理想通りに個別集中で磨くことを難しくする。
妥協の決断と短期計画
だから私は逆方向の妥協を取る。個別銘柄のルールは捨てずに「練習場」として維持するが、実際の資金配分は流動性重視に寄せる。具体的な段取り:
- 1〜4週目:総運用資産のうち約70%を流動性の高いETFに移し、残りで個別を少額でルール検証。
- 週次レビューで手数料負担と時間配分を見直す(初期は毎週、安定後は隔週)。
- 共同口座の相手とは2回の話し合いで方針合意を取り、合意が得られなければ個別の裁量枠を縮小する。
短期的には「理想の磨き方」を維持しつつ、実務上の摩擦と関係コストを下げる選択を優先する。これが今の私の現実的な最短ルートだと考えている。